【TOPIC】新潟市の中学1年生が総合学習の一環として弊社を訪ねて来てくれました。
新潟市の女子中学生5名が、総合学習の一環として私たちの事務所を訪ねて来てくれました。彼女たちは新潟市立高志中等教育学校に通う中学1年生で、毎年4月より生徒自身が地元新潟市の魅力と課題についての探究学習を進める一方で、11月には東京に場所を移してテーマ毎に探究学習の深度を追求する取り組みを行っているそうです。
公園が地域コミュニティやまちづくりの拠点になるではないかと考えた彼女たちは、新潟市内の様々な公園を調べるのですが、理想と現実の間に大きなギャップがあることに気づきます。そこで、東京の事例を探してみたところ、豊島区立南池袋公園が面白そうだということを発見し、設計者に直接話を聞いてみたいと考えたことが今回の訪問につながりました。
事前にいただいた質問には、「設計した人に仕事に対する思いを聞きたい」とか「これからどんな会社にしたいのか」など、公園の実像よりも公園を設計した人間像に興味がある内容が綴られており、彼女たちのまっすぐな気持ちに向き合うことで、私たちも初心にかえることのできた貴重な機会となりました。一方で、人口減少が加速する地方都市において、持続可能なまちづくりの再生拠点を公園が担えるのではないかという中学生の切実な想いに向き合う中で、公園という公共性の高い場所が地域社会の課題解決を積極的に担うべき必要性を改めて認識する機会ともなりました。
私たちの仕事から感じてくれた素直な想いを、彼女たちが新潟から東京へとはるばる届けに来てくれたことが何より嬉しかったです。この活動を後方より見守られていた新潟市立高志中等教育学校の上野校長並びに担当の中川先生には、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
新潟市立高志中等教育学校の生徒たちと一緒に